「今の会社が合わないけれど、また転職するのが怖い」
「次の会社では、できるだけ長く働きたい」
転職を考えていると、こんなふうに悩むこともありますよね。
私自身、これまでに3回の転職を経験しました。
最初の頃は、給与や休みなど、求人票に書いてある条件を中心に会社を選んでいました。
でも、実際に働いてみると、それだけでは分からないことがたくさんあります。
仕事内容が自分に合っているか。
一緒に働く人たちとは、無理なく働けそうか。
会社の考え方に共感できるか。
そんなことを考えるようになり、今の会社に転職するときは、以前とは少し違う視点で会社を見るようになりました。
この記事では、3回の転職を経験した私が、会社選びで確認した3つのことと、それをどうやって見極めたのかを紹介します。
「次の転職では失敗したくない」
「自分に合う会社を見つけたい」
そんな方の参考になれば嬉しいです☺️
① 仕事内容|続けられる仕事か
前のクッキー屋では、クッキーを袋や缶に詰める作業、出荷準備、パートさんへの指示出し、在庫管理など、いくつかの仕事がありました。
でも、実際には8割くらいがクッキー缶にクッキーを詰める作業。
朝から晩まで、ひたすらクッキーを詰めていました。
空の缶を広げて、クッキーを詰めて、梱包する。
終わったら、また缶を広げる。
それを1日に5〜6回繰り返します。
目の前の景色がずっと変わらない。
そんな毎日を過ごしているうちに、
「この作業を通して、自分は何か成長できているのかな?」
「今後、違う会社に行ったときに活かせる経験になっているのかな?」
と、疑問に思うようになりました。
もちろん、単純作業が悪いわけではありません。
ただ、私には同じ作業を繰り返す仕事が合っていなかったんだと思います。
だから次の転職では、面接で仕事内容を具体的に確認しました。
特に確認したのが、「マルチタスクの仕事なのか?」ということ。
すると、ドーナツの梱包だけではなく、こんな仕事にも携われることが分かりました。
- お客様とのメールのやり取りなどのパソコン業務
- 接客
- 通販業務
- ゆくゆくはシフトの作成
- 製造スケジュールの組み立て
一つの作業だけではなく、幅広い仕事に携われる。
それが、私にとっては大きなポイントでした。
前の会社では接客は週に1回程度で、それ以外はほとんど製造。
いわば、工場勤務のような仕事でした。
それに対して今の職場は、毎日接客がある「街のお店」という雰囲気。
ちなみに今のお店の仕事を大きく分けると、製造部門と商品管理部門がありました。私が希望したのは商品管理です。
もともと私はお菓子作りが好きで、製造の仕事にも興味がありました。
なので、初めは製造部門を希望しようと思っていました。
でも、仕事として製造に関わるとなると、同じ商品を大量に作ることになります。
「それなら、また前と同じような悩みに直面するかもしれない」
そう考え、今回は製造ではなく、商品管理を選びました。
一番好きな仕事ではないかもしれないけれど、飽きずに続けられそうな仕事を選ぼう。
そう考えたんです。
そして、実際に入社してみると、面接で聞いていた通り、幅広い仕事に携わることができました。
一つの作業だけを繰り返すのではなく、いろいろな仕事があるので、毎日同じことの繰り返しにならないところも、自分には合っていました。
🔍 仕事内容を見極めるには
転職するときは、求人票に書かれている仕事内容だけではなく、「実際にはどんな仕事をするのか?」まで確認しました。
私の場合は、面接で、
- どんな仕事があるのか
- 一つの作業をどのくらい担当するのか
- 幅広い仕事に携われるのか
- 将来的にどんな仕事を任せてもらえるのか
などを聞きました。
求人票だけでは、仕事の「中身」までは分からないこともあります。
だから私は、「この仕事を毎日続けている自分」を想像できるかまで考えるようにしました。
好きな仕事かどうかだけではなく、「これなら無理なく続けられそう」と思えるか。
私にとっては、そこが仕事内容を選ぶときの大きなポイントでした。
② 人間関係|職場の雰囲気はどうか
仕事内容と同じくらい、私が大切にしたのが人間関係です。
これまでの転職経験から、私にとっては給与や休み以上に、一緒に働く人たちとの関係が、長く働くうえでかなり大きいと感じていました。
でも、人間関係って求人票だけでは分かりません。
「アットホームな職場です」
と書いてあっても、本当のところは分からないですよね。😂
だから今回は、面接に行く前から会社の雰囲気を見るようにしました。
お店のInstagramやYouTubeを、ほぼコンプリートする勢いで見ました。笑
投稿に映っているスタッフの雰囲気や、動画で話している店長の様子を見て、
「なんとなく雰囲気良さそうだな」
と感じたんです。
特に店長がいつも笑顔で明るいキャラクターだったので、
「こんな人のもとで働けたら楽しいんじゃないかな」
と思いました。
もちろん、SNSだけで職場の人間関係が全部分かるわけではありません。
それでも、実際に働いている人たちの様子や、店長の雰囲気を知るには、私にとってかなり参考になりました。
そして、実際に面接で店長に会ってみると、SNSで見ていた印象とほぼそのまま。
明るくて、笑顔が素敵で、とてもウェルカムな雰囲気で迎えてくださって。
「SNSで見ていた人と、本当にそのままだ!」
と思いました。笑
そのとき、
「ここなら大丈夫かも」
と思えたんです。
さらに、面接のときにスタッフの方たちが手を止めて、私のほうを見て挨拶をしてくれたことも印象に残っています。
そのときは、
「しっかりしている会社なんだな」
くらいに思っていました。
🔍 人間関係を見極めるには
人間関係は、実際に働いてみないと分からない部分もあります。
それでも、入社前にできることはあると思います。
私がやってよかったのは、まず会社やお店のInstagram、YouTubeなどを見ること。
実際に働いているスタッフの雰囲気や、店長・上司がどんな人なのかを知る材料になります。
そして、できればリモートではなく、直接会って面接することもおすすめしたいです。
画面越しだと、どうしても職場全体の雰囲気まではつかみにくい。
実際にその場所へ行ってみると、スタッフの挨拶や表情、話し方、職場の空気感など、画面では分からないことが見えてきます。
私の場合は、SNSで見た雰囲気と、実際に面接で感じた雰囲気が一致したことが、大きな安心材料になりました。
「ここで働いている自分が想像できるか」
これは、会社選びをするときに私が大事にしたポイントです。
③ 企業理念|会社の考え方に共感できるか
会社選びをするとき、私が意外と大事だと思ったのが、企業理念です。
以前は、求人を見るときに給与や休み、仕事内容などを中心に見ていて、企業理念までそこまで気にしていませんでした。
でも、今回は違いました。
今の会社を選ぶとき、企業理念もちゃんと確認しました。
私の働いているお店には、
「お客様を心から笑顔にする」
という企業理念があります。
入社してから分かったのですが、実際にお店では、全員が気持ちの良い接客をすることを大切にしています。
たとえば、お客様が来たときや、お帰りになるときには、手を止めて挨拶をする。
これもお店のルールとして決まっています。
面接のときにスタッフの方が手を止めて挨拶してくれたのも、こういう考え方が普段の行動につながっていたからなんだと、入社してから分かりました。
そして私は、企業理念って意外と大事なんじゃないかなと思うようになりました。
会社が掲げている言葉に、スタッフが共感して入社する。
そして、その考え方に納得できる人が集まっているからこそ、同じ方向を向いて働ける。
逆に、会社の考え方にまったく共感できなかったら、仕事を続けていく中で「なんか違うな」と感じることもあるんじゃないかなと思います。
私自身、今の会社の
「お客様を心から笑顔にする」
という考え方には、すごく共感できました。
「ドーナツを通して、お客様を心から笑顔にする。」
極論を言えば、別にドーナツじゃなくてもいいんです。
私はもともと、大好きな「食」を通して、お客様を笑顔にする仕事がしたいと思っていました。
だから、今の会社の考え方を知ったとき、
「自分がやりたいことと近いかも」
と思えたんです。
仕事内容や給与などの条件だけではなく、「この会社が大切にしていることに、自分も共感できるか」。
そこも、今回の会社選びでは大切にしました。
🔍 企業理念を見極めるには
企業理念は、会社のホームページや求人票などで確認できます。
でも、私は理念の言葉だけを見るのではなく、「実際の仕事の中で、それがどう表れているか」まで見るのがいいと思います。
たとえば、
- 企業理念に自分自身が共感できるか
- その理念が、実際の仕事や接客に反映されているか
- 社員の人たちが、その考え方を大切にしているか
など。
たとえば、「お客様を心から笑顔にする」という理念なら、まずスタッフ自身が笑顔で働いているのかな?と見るのもひとつだと思います。
お客様を笑顔にしたいと思っていても、働いているスタッフが疲れ切っていたり、職場の雰囲気が悪かったりしたら、なかなかその理念を実現するのは難しいですよね。
だから私は、会社が掲げている言葉だけではなく、実際に働いている人たちの様子を見ることも大切だと思っています。
面接で、
「御社では、企業理念をどのように仕事に反映していますか?」
と聞いてみるのもいいと思います。
私の場合は、面接で感じたスタッフの挨拶や店長の明るい雰囲気などが、入社してから企業理念とつながっていることが分かりました。
だからこそ、
「この会社の考え方なら、自分も納得して働けそう」
と思えたんだと思います。
入社した後の答え合わせ
ここまで、仕事内容・人間関係・企業理念を確認して、いろいろな条件を比較しながら今の会社を選びました。
では、実際に入社してみてどうだったのか。
結論からいうと、面接で聞いていたことと、実際に働いてみた印象はかなり近かったです。
まず、仕事内容。
面接では、店長がどんな仕事があるのかを表にして、分かりやすく見せてくれました。
そのおかげで、
「こんな仕事もあるんだ」
「いろいろな仕事を任せてもらえるんだ」
と、入社前から具体的にイメージすることができました。
そして実際に入社してみると、仕事内容はほぼ聞いていた通り。
一つの作業だけをひたすら繰り返すのではなく、いろいろな仕事に携わることができました。
前の会社で感じていた「このまま同じ作業を続けていていいのかな?」という悩みは、今のところありません。
🤝 面接で感じた雰囲気は、入社してからも変わらなかった
そして、一番気になっていた人間関係。
これも、入社してからほぼイメージ通りでした。
職場の人がみんないい人で、誰一人として感じの悪い人がいない。
みんなきちんと挨拶をするし、出勤時や退勤時には何気なくお話をします。
そのとき流行っている占いの話をしたり、
「この占い当たるからやってみて〜」
なんて教えてもらったり。
「マックのポテトって、1本ずつ食べる派?一気に食べる派?」
なんて話をしたこともあります。笑
「ヨーグルトとプリンとゼリーだったら、どれが好き?」
という話から、なぜか総選挙まで始まったり。
ちなみに、そのときはプリンが1位でした。😂
そんなふうに、変に気を使わずに話せる雰囲気が心地よくて、私はこの職場が大好きです。
面接のときに感じた、店長の明るさやスタッフの雰囲気もそのまま。
「ここなら大丈夫かも」
と思った感覚は、入社してからも変わりませんでした。
🌱 半年くらい経って「ここなら続けられそう」と思えた
そして、入社して半年くらい経った頃。
私はようやく、「ここなら続けられそう」と思えるようになりました。
入社した頃は、まだ不眠も治っていませんでした。
でも、半年くらい経った頃には、だいぶ症状もなくなっていました。
そして、以前よりずっと元気になった。
たぶん、毎日ちゃんと笑って、働きがいを感じながら仕事ができることで、少しずつ心が安定していったんだと思います。
給与は前より低い。
休みも前より少ない。
条件だけを見ると、決して「最高の会社」とは言えないかもしれません。
それでも、私は今、
「健康には代えられない」
と思っています。
給与がもっと高くて、休みも多い会社はきっとあります。
実際、転職活動中にも、そういう求人を見てかなり揺れました。
でも、健康を手放してまで、もう条件のいい会社に移ろうとは思いません。
以前は「給与が高い」「休みが多い」といった条件が良ければ、いい会社なんだと思っていました。
でも、3回の転職を経験して、少し考え方が変わりました。
自分が無理なく働き続けられて、毎日ちゃんと笑えて、仕事にやりがいを感じられる。
私にとっては、それも会社選びではすごく大切な条件でした。
実際に転職してみて、「転職してよかった」と思ったことや、逆に「ここは前の会社のほうがよかった」と感じたことについては、こちらの記事にもまとめています。
👉 「3回転職しても大丈夫?短期離職を経験した私が、転職してよかった理由」
転職後のリアルな部分も含めて書いているので、あわせて読んでもらえたら嬉しいです。
そして今振り返ってみると、
「完璧な会社を探さなくてもいいんだな」
と思います。
給与も休みも人間関係も仕事内容も、全部が理想どおりの会社なんて、たぶんありません。
私の場合は、給与と休みを少し手放す代わりに、人間関係や仕事内容、そして自分の心身の安定を選びました。
今のところ、その選択をしてよかったと思っています。
まとめ|3回の転職を経験して分かった、会社選びで大切なこと
3回の転職を経験して、私が会社選びで大切だと思うようになったのは、「自分にとって何が一番大切なのか」を決めておくことです。
転職活動をしていると、いろいろな条件に目がいって、最初に決めたことからブレてしまうこともあります。
私も何度も揺れました。笑
でも、そこで一度立ち止まって、
「私は今回、何のために転職するんだっけ?」
と考える。
そして、もうひとつ思うのは、完璧な会社はないということ。
給与も高くて、休みも多くて、仕事内容も自分に合っていて、人間関係も最高。
そんな会社が見つかれば一番いいけれど、たぶんそんなに都合のいい会社はありません。😂
だからこそ、
「ここは譲れない」
というものを自分の中で決めておく。
「譲れないもの」がまだ分からない方はこちらもどうぞ👇
3回の転職でたどりついた理想の職場 私が実践した自己分析ワーク
そして、求人票を見るだけではなく、面接で実際に聞いたり、SNSを見たり、自分の目で確かめたりする。
私も3回転職して、ようやく少しずつ「自分に合う会社ってこういうところなんだ」と分かるようになりました。
転職は、何回したからダメというものではないと思います。
私自身、3回転職して、短期離職も経験しました。
それでも、転職を繰り返したからこそ、自分が大切にしたいものが少しずつ見えてきました。
「次こそ、自分に合う会社を見つけたい」
そう思っている方に、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです☺️


